2005年07月10日

胸郭は肺や心臓を守る

 胸郭のシステム構造については、次のようになっています。


■ 胸骨

 胸の前に、縦にある平らな短剣のような形の骨が胸骨です。胸骨は3つに分かれます。一番上の部分は胸骨柄です。胸骨柄の上の左右の角には、鎖骨切痕という鎖骨が付く窪みがあります。胸骨柄の上の縁の中央にある窪みは頚切痕といいます。胸骨の中央部分を大部といい、胸骨柄と大部が接続しているところを胸骨角といいます。ここには少し段差があるので、皮膚の上からでも位置がわかります。胸骨の一番下のみぞおちあたりにある突起を剣状突起といいます。


■ 胸椎

 脊柱を構成する椎骨のうち頚椎の下に続くのが胸椎です。胸椎は12個あり、その1つ1つに肋骨が付きます。肋骨は、胸椎の椎体の根元の部分と横突起の2ヶ所で胸椎に接続しています。この接続の部分の関節は多くの靭帯で補強されています。

 12個の胸椎からなる脊柱の部分は、後ろ側にゆるく彎曲(後彎)していて、丸い胸郭を形づくっています。 


■ 胸郭の中の臓器

 胸椎と肋骨、胸骨でできたカゴ状のものを胸郭といい、その底にあたるのが横隔膜です。

 胸郭の中には、人体にとって大切な臓器がおさまっており、外部からの衝撃から守られるようにつくられています。胸郭の中心には心臓があり、心臓から全身に血液を送り出す大動脈、心臓から肺に血液を送り出す肺動脈、全身から心臓に戻ってくる血液が流れる上・下大静脈が位置しています。心臓の左右には肺があり、気管と気管支が繋がっています。肺には、心臓と繋がる肺動脈と肺静脈が出入りしています。また食堂が気管の後ろを通っています。


■ 肋骨と肋軟骨

 胸椎1つに対して1対の肋骨が付くので、左右で12組、計24本の肋骨があります。肋骨の骨頭は背中側で胸椎に接続し、左右から前に回りこんで肋軟骨となって胸骨に接続します。この肋軟骨のおかげで、肋骨は呼吸に合わせて動くことができる構造になっています。

 第1から第7肋骨までは、肋軟骨をかいして直接胸骨に付いているため真肋といいます。第8から第10肋骨は、肋軟骨になって1つにくっつき合ってから胸骨に付いていますが、第11と第12肋骨は、胸骨まで接続できずに浮いたようになっているので、浮遊肋と呼ばれます。
この記事へのコメント
胸の筋肉の役割について教えてください!!!!
Posted by at 2016年03月09日 19:42
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